街でよく見る暗号化のない公衆無線LAN環境のモニタ
環境
- Surface Pro 3 / Windows 10
- kali Linux on Virtual Box
- 無線子機(USBタイプ, Buffalo WLI-UC-G301N) > Surface 本体の無線子機は Kali からは無線LANのNICとして認識されないため
トラブルシューティングはおこなっていないが、なぜか初回起動時に Kali 上の wlan0 がモニタモードへ移行できても、周囲の電波を拾わない(No Network)になる、、、
そのまま reboot すると問題なく無線LAN接続が可能になる。今回は、とりあえず動くので、この手順で実施した。
手順は一般的なモニタモードへの移行手順:
- airmon-ng check kill で wlan0 を解放
- airmon-ng start wlan0 でモニタモードに移行
- iwconfig でモニタモードになっていることを確認(wlan0 → wlan0mon)
- airodump-ng wlan0 で周囲の無線LAN通信がモニタできていることを念のため確認
- wireshark を立ち上げて wlan0mon の様子を確認
出張の空き時間でのやっつけ仕事のため、非暗号化環境のサンプルとしてスターバックスの「at_STARBUCKS_Wi2」をモニタしました。場所は、品川の某スターバックス。
なお、スターバックスの無線LAN環境の利用に関しては、きちんとセキュリティに関する注意書きがされている。「at_STARBUCKS_Wi2 : セキュリティに関して」
「at_STARBUCKS_Wi2」の使用 ch を確認して(今回は ch11)、ターゲットの ch に絞る。ただし、同じ ch を使っている他の無線 LAN も、まだ含まれる。
なお、暗号化されている無線LAN通信は「Protocol が 802.11」ですが、PSK(パスワード)がわかっている場合は、Wireshark の設定をすることで復号は可能。
PSK を壁などに貼ってある公衆無線LAN環境も多く、暗号化されているといっても、全員が共通パスワードを付与される環境は、暗号がない状態と同値。
「at_STARBUCKS_Wi2」を利用中の自分のスマホ(Android)の通信に絞って確認(ip.addr でフィルタ)。通常のモニタの場合は、wlan.addr や wlan.bssid でフィルタするのが吉。
自身のスマホの IP でフィルアたした結果、Yahoo への通信などの通常の HTTPS 接続や DNS のクエリなどを閲覧できることを確認。
BRs,